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日米欧のスマートハウスと標準プロトコル2010

[Smart Energy Profile 2.0によるスマートグリッドの新展開]

本書の概要

本書では、先行する米国のホームエリアネットワーク(HAN)技術を中心に、最新のアプリケーション「Smart Energy Profile 2.0」について全体像を解説している。さらに、スマートハウスを構成する「スマートメーター」「HEMS」(ホームエネルギー管理システム)」「エネルギー端末」について整理してまとめ、続いてスマートハウスに関連する実証実験プロジェクトやビジネス動向についても触れている。

発売中

執筆者
新井宏征(株式会社情報通信総合研究所)
水城官和・林為義【Wireless Glue Networks,Inc)
発行所
株式会社インプレスR&D
判型
A4判
ページ数
174P
発行日
2010/07/20
価格
CD(PDF)+冊子版:本体価格95,000円+税
CD(PDF)版:本体価格85,000円+税
カテゴリー
スマートグリッド
商品コード
16344
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本書の内容

スマートハウスを実現するための技術動向とSmart Energy Profile 2.0に関する初めての解説書
スマートハウスは、近年、地球温暖化対策などの観点から、国際的にその必要性が注目されている。スマートハウスとは、ICT(情報通信技術)を活用して、住宅を取り巻くさまざまなアプリケーションを統合的に制御する取り組みであり、「省エネ」(エネルギー消費の削減)「創エネ」(再生可能エネルギーなどによるエネルギー生成)「蓄エネ」(蓄電池や電気自動車のバッテリーなどを利用したエネルギー貯蔵)が期待されている。米国では、すでにスマートメーターの設置やホーム内での監視制御機器に関しての標準化が活発になっており、日本でも国内版のスマートハウスに関連する動向が注目されている。

本書では、先行する米国のホームエリアネットワーク(HAN)技術を中心に、最新のアプリケーション「Smart Energy Profile 2.0」について全体像を解説している。さらに、スマートハウスを構成する「スマートメーター」「HEMS」(ホームエネルギー管理システム)」「エネルギー端末」について整理してまとめ、続いてスマートハウスに関連する実証実験プロジェクトやビジネス動向についても触れている。
 

はじめに

第1章 スマートグリッドとスマートハウス
1.1 スマートグリッドの現状と世界の概況
1.1.1 スマートグリッドの現状
1.1.2 米国におけるスマートグリッド動向
1.1.3 欧州におけるスマートグリッド動向
1.1.4 日本におけるスマートグリッド動向
1.1.5 その他の国におけるスマートグリッド動向
1.2 スマートハウス
1.2.1 なぜ今スマートハウスなのか
1.2.2 スマートハウスの定義

第2章 スマートハウス向け世界標準を目指すSmart Energy Profile 2.0(SE2.0)の全体像
2.1 ZigBeeの特徴/歴史とその仕様
2.1.1 ZigBeeの特徴
2.1.2 ZigBeeのプロトコル構成
2.1.3 ZigBeeとZ-Wave
2.1.4 ZigBeeアプリケーション層
2.1.5 ZigBeeロゴ認証プログラム
2.1.6 ZigBeeのキラーアプリケーション:Smart Energy Profile
2.2 Smart Energyの発展の背景:SE1.0(Smart Energy Profile 1.0)の時代
2.2.1 宅内のエネルギー管理/制御用のHAN標準仕様
2.2.2 Smart Energy1.0の相互接続性試験とロゴ認証取得
2.3 Smart Energyの発展の背景:SE2.0(Smart Energy Profile 2.0)で標準化へ
2.3.1 市場に変化を与えたオバマ政権の「グリーン・ニューディール政策」
2.3.2 「OpenSG」の設立
2.3.3 ZigBee/HomePlugアライアンスでSmart Energy2.0(SE 2.0)を仕様策定
2.3.4 電力会社側がSmart Energy のIP対応を要請
2.3.5 「Smart Energy2.0」の機能を拡張して「CIM」として標準化
2.4 Smart Energy(プロトコル)の仕様への要求
2.5 Smart Energyのセキュリティ
2.5.1 ZigBeeのプロトコル/アプリケーションの発展の経緯
2.5.2 Smart Energyのセキュリティレベル
2.5.3 Smart Energy Profile 2.0:MAC層、ネットワーク層、アプリケーション層の3重のセキュリティ
2.6 Smart EnergyとIETFの関係:IP化が必須の条件
2.6.1 Smart Energy2.0のIP化の決定
2.6.2 活発化するスマートグリッド関連のIETFの動き
2.7 SE(Smart Energy)に関するZigBee以外の動向
2.7.1 Wi-Fiアライアンスの動向
2.7.2 Wi-Fiメッシュネットワークへの期待
2.8 Smart Energyの基本概念
2.8.1 ESI(Energy Service Interface):ゲートウェイ機能
2.8.2 スマートメーターとAMIの関係
2.8.3 スマートメーターの通信機能
2.8.4 ZigBee(802.15.4)とSUN(802.15.4g)
2.8.5 広域通信網についての規定
2.9 Smart Energyの現況:SE2.0の導入に向けた3段階の実証実験
2.9.1 デマンドレスポンスと負荷制御
2.9.2 クリティカル・ピーク・プライシング
2.9.3 3段階で行われるスマートハウスの実証実験

第3章 スマートハウスを実現する構成要素
3.1 スマートメーター
3.1.1 電磁誘導式メーターからスマートメーター(電子式エネルギーメーター)への進化
3.1.2 米国のスマートメーターの位置づけ
3.1.3 欧州のスマートメーターの位置づけ
3.1.4 日本のスマートメーターの位置づけ
3.2 HEMS(ホーム・エネルギー管理システム)
3.2.1 HEMSの役割と機能
3.2.2 米国のHEMS動向
3.2.3 HEMSと他の技術の連携
3.2.4 日本おけるHEMSの動向とスマートハウスの実証実験
3.3 エネルギー端末
3.3.1 蓄電池と関連分野
3.3.2 家電

第4章  スマートハウスのビジネス動向と参入プレイヤー
4.1 米国におけるスマートハウスの取り組み
4.1.1 米国のスマートグリッドの狙い
4.1.2 米国のスマートハウスの状況
4.1.3 米国におけるスマートハウスの現況
4.1.4 米国スマートハウスの参入プレイヤー
4.2 欧州におけるスマートハウスの取り組み
4.2.1 欧州における省庁の動向
4.3 日本におけるスマートハウスの取り組み
4.3.1 日本における省庁の動向
4.3.2 日本におけるスマートハウス関連企業の動向

第5章 スマートハウスの今後の展開
5.1 スマートハウスのロードマップ
5.1.1 米国における今後の展開
5.1.2 日本における今後の展開
5.2 まとめ

スマートハウス用語集

索引