[実用期に入ったNIST/IEC/IETF/IEEEの全仕様とサイバーセキュリティ]
本書の概要
スマートグリッド(次世代電力網)は、2010年1月にNIST(米国国立標準技術研究所)が「スマートグリッド標準仕様 第1版」を発表して以来、急速に世界的な取り組みが活発になってきた。本書は、具体化してきたNISTやIEC、IETF、IEEEなどの標準仕様や世界各国の政策、参入プレイヤーの動向など、最新動向を網羅する。
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CD(PDF)版:本体価格85,000円+税
本書の内容
スマートグリッド(次世代電力網)は、2010年1月にNIST(米国国立標準技術研究所)が「スマートグリッド標準仕様 第1版」を発表して以来、急速に世界的な取り組みが活発になってきた。本書は、具体化してきたNISTやIEC、IETF、IEEEなどの標準仕様や世界各国の政策、参入プレイヤーの動向など、最新動向を網羅する。
まず標準化動向については、2010年まではNIST中心に見えていたスマートグリッドを、欧州のIEC(International Electrotechnical Commission、国際電気標準会議)における取り組みについても広く取り上げてまとめている。さらに、個々の標準化のフレームワークのなかの具体的な技術仕様である、IETFやIEEEの最新動向についても整理している。
また各国の事情によって異なるスマートグリッド政策とビジネス動向については、国内をはじめ、米国、欧州、アジア諸国について最新動向と今後のロードマップについてまとめている。特に中国と韓国を中心としたアジア諸国で急速に推進されているスマートグリッド政策については、新しい動きとして注目できる。
さらにスマートハウスやスマートシティにおいて、ネットワーク経由で収集される家庭や企業の個々の電力情報に関するセキュリティ対策も重要視され、いくつかの国で、スマートグリッドのサイバーセキュリティに関する先進的な施策が推進されている。本書では、スマートメーターやスマートハウスにおいて想定されるサイバーセキュリティ対策についても、その脅威について触れながら解説している。
本書の最後には、最新のスマートグリッドの用語集も付け、読者がより理解できるように工夫されている。
はじめに 第1章 エネルギーを取り巻く現状とスマートグリッド 第2章 加速する世界各国のスマートグリッド政策・プロジェクト・プレイヤー動向 第3章 スマートグリッドに関するNISTの標準化への取り組みとSGIPのPAPの全容 第4章 スマートグリッド向けIETF系/IEEE系ネットワークの標準化動向 第5章 スマートグリッドにおけるサイバーセキュリティとその施策 第6章 IECにおけるスマートグリッド標準化の取り組み 第7章 日本におけるスマートグリッドの標準化活動の動向 第8章 スマートグリッドの今後 最新スマートグリッド用語集 索引 |