本書の概要
本調査報告書は、「BMLコンテンツ開発ハンドブック<地上デジタル/衛星デジタル放送編>」と「BMLコンテンツ開発ハンドブック<ワンセグ放送編>」を合わせたものです。
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本書の内容
本調査報告書は、「BMLコンテンツ開発ハンドブック<地上デジタル/衛星デジタル放送編>」と「BMLコンテンツ開発ハンドブック<ワンセグ放送編>」を合わせたものです。
~地上デジタル衛星デジタル放送編~
デジタル放送の大きな特徴の1つが、映像や音声だけでなく文字や画像による情報を提供するデータ放送です。このデータ放送のコンテンツは、BMLという言語によって作成します。BMLは、ウェブページを作成するHTMLをベースにしているため、一見するとよく似ていますが、放送ならではの事情にあわせて拡張されているため。HTMLとは異なる配慮が必要となります。
しかし、現状ではBMLに関する入門的なテキストというものが存在しないため、習得するには難解な仕様書や運用規定を自分で解読しながら、学習する必要がありました。そのため、デジタル放送向けテレビ番組の制作現場では、BMLのわかりやすいテキストが求める声が高まっていました。
本書は、デジタル放送に初期から関わる技術者が、HTMLやJavaScriptの基礎知識がある読者に向けて、BMLとHTMLの違うところを中心にして、わかりやすい入門書を目指して書き下ろしたものです。現在デジタル放送に関わっている、またはこれから参入を考えている方々にとっては必携です。
~ワンセグ放送編~
ワンセグ放送は、放送業界のみならず、ケータイコンテンツ業界からも注目をされています。その理由は、テレビ放送という圧倒的なマスへのリーチ力を持つメディアと、ケータイという情報端末と決済機能がセットになったデバイスの融合が新しいビジネスの基盤となることを期待されていることにあります。
このデータ放送のコンテンツを制作するために必要なのがBMLという言語です。そしてコンテンツの動作検証を行うためには専用のコンテンツブラウザーが必要となります。「BMLコンテンツ開発ハンドブック ワンセグ放送編」は、ワンセグ放送に対応したデータ放送用コンテンツを作成するために必要な知識を順を追って解説しており、またコンテンツの作成に不可欠なブラウザーを付属CD-ROMに収録してあり、これ1冊でワンセグ向けのデータ放送用コンテンツの作成を始めることができます。
付属CD-ROMについて
付属のCD-ROMには、本文中で使用したサンプルBMLファイルのほかに、ウィンドウズ搭載パソコン上でBMLの動作確認をできるブラウザーソフト「giggle」・「moggle」(評価版)を収録しています。
※BMLブラウザ「moggle」・「moggle」(製品版)は、販売を終了しているソフトウェアになります。