[内部統制に対応した統合ID管理の計画から導入まで]
本書の概要
本書は「アイデンティティ管理(ID管理)システム」について、その基礎となる考え方、実施の意義、内部統制や情報セキュリティマネジメントシステムにおける位置づけを考察したうえで、アイデンティティ管理システムを導入するにあたっての実用的な導入指針(ガイドライン)を示している。
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CD(PDF)版:本体価格58,000円+税
本書の内容
本書は「アイデンティティ管理(ID管理)システム」について、その基礎となる考え方、実施の意義、内部統制や情報セキュリティマネジメントシステムにおける位置づけを考察したうえで、アイデンティティ管理システムを導入するにあたっての実用的な導入指針(ガイドライン)を示している。
本ガイドラインの作成にあたったワーキングループには、アイデンティティ管理製品の開発・販売ベンダー、ID管理システムの導入経験のあるSIer・コンサルタント等が多数参加しており、特定のID管理製品に偏向しないことを留意しつつも、ID管理システムを導入するユーザ、SIer等にとって有用となる知識・ノウハウが持ち寄られている。
その結果、本書の解説はアイデンティティ管理とは何か?から始まり、主要な構成要素の定義、内部統制や情報セキュリティといった外部的な要請との関係、ID管理システムの導入効果、ID管理システム導入の各フェーズのタスクについての指針、アイデンティティ管理システムの導入事例、プロジェクトの失敗パターンと処方箋、FAQとかなり広範囲にわたっており、かつ、それぞれを表面的にではなく深掘りした上でまとめられている。
そのため、これからID管理システムを導入検討する人には、プロジェクトの推進の準備として、また、現在ID管理システムを導入中の人にとっては、現在のプロジェクトをよりよくするためのチェック、ヒント集、として、活用していただける内容となっている。
そして、近年急速にその普及の兆しをみせているのがクラウドサービスの活用である。しかし、インターネット上のサービスということもあり、利用においてはセキュリティ面の課題もある。特にID管理に関しては技術・運用の観点で新たな知識が必要となっている。本ガイドラインではクラウドを活用する際の考慮点もまとめているのでクラウドを検討する際にぜひ本書を活用していただきたい。
なお、本書は「日本ネットワークセキュリティ協会」の「セキュリティにおけるアイデンティティ管理ワーキンググループ」にて約5年間の活動の集大成となっている。また、この分野について詳細に書かれた書籍がほとんど出版されておらず、その意味でも本書の内容は多くの企業に役立つ内容となっている。
はじめに 第1章 アイデンティティ管理(ID管理)とは 第2章 ID管理の意義 第3章 IT内部統制におけるID管理の位置づけ 第4章 クラウド環境におけるID管理の位置づけ 第5章 ID管理システム導入指針 第6章 ID管理システムにおける仮想企業導入事例 第7章 ID管理アンチパターン 第8章 ID管理に関するFAQ 用語集 索引 |