[EPUB、XMDFをはじめとする18フォーマット徹底解説]
本書の概要
本報告書では、国内、海外のプラットフォームで採用されている主要な18の文書フォーマットについて、それぞれの特徴を解説するとともに、共通項目により比較しており、各フォーマットを体系的に把握することが可能となっている。 さらに、配信フォーマットのトレンドや、目的やターゲットデバイスに合わせたフォーマットを選択する際の基準、読みやすい電子書籍を作成するための工夫についても、実例を交えながら解説している。
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本書の内容
2007年11月のアマゾン「Kindle」の発売から火がついた電子書籍市場は、2010年には、アマゾン、アップル、グーグルという巨大プラットフォームが参入し、今後も成長は継続すると考えられる。
こうした動きに呼応して、国内では、出版社や印刷会社、メーカーなどが次々とビジネスモデルの研究、電子書籍コンテンツの拡充、電子出版文書フォーマットの検討を始めている。
特に、電子出版文書フォーマットは、販売プラットフォームと密接に結びついており、出版社は複数のプラットフォームへスムーズに適合させる方法や、どのデータをもとにするかなどの戦略を立てる必要に迫られている。本報告書では、国内、海外のプラットフォームで採用されている主要な18の文書フォーマットについて、それぞれの特徴を解説するとともに、共通項目により比較しており、各フォーマットを体系的に把握することが可能となっている。
また、2010年3月から6月まで、総務省、経済産業省、文部科学省の三省で行われた「デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会」で打ち出された方針の1つである「中間フォーマット」の意味と、策定の原型になるフォーマット「XMDF」、「ドットブック(.book)」を、フォーマットの提供企業が解説している。
さらに、配信フォーマットのトレンドや、目的やターゲットデバイスに合わせたフォーマットを選択する際の基準、読みやすい電子書籍を作成するための工夫についても、実例を交えながら解説しているほか、各フォーマットの特徴をまとめた一覧表や、世界の電子ブックリーダー46機種の文書フォーマットのサポート状況一覧も掲載。あらゆる角度からフォーマット戦略を検討できる内容になっている。
本調査報告書の具体的な内容は以下の通りである。
■電子出版のフローと文書フォーマットの概念を解説
電子文書とフォーマットについての概念や、電子出版のフローと文書フォーマットの関係を解説する。また、各文書フォーマットを素材用文書、要素技術仕様、原稿用文書、編集用文書、交換用文書、変換仕様、配信用文書/出版用文書、表示用文書、実行用文書に分類し、それぞれの文書フォーマットの概要について解説する。
■EPUB、AZW、XMDF、ドットブック(.book)など、主要な18の文書フォーマットの特徴を網羅
書籍を電子化して提供する際、重要となる主要な18の文書フォーマットについて、それぞれの特徴を解説するとともに、すべてのフォーマットの解説を共通項目により比較する。各フォーマットの体系的な理解が可能。■フォーマットのトレンドや選び方、電子書籍作成における工夫を解説
配信フォーマットのトレンドや、目的やターゲットデバイスに合わせたフォーマットを選択する際の基準の解説、読みやすい電子書籍を作成するための工夫について、実例を交えて解説する。
■世界の電子ブックリーダー46機種における文書フォーマットのサポート状況の一覧表を掲載
MOBI、PDF、EPUB、AZW、DOC、XLS、PPT、HTML、BBeB、DjVu、CHM、XMDF、.book、FB2、RTF、PDB、Newspaper Direct、Flash、CEBX、TXTに関する、世界中の電子ブックリーダー46種におけるサポート状況を掲載。端末情報とともに、どのフォーマットがどの端末にサポートされているかが一目で分かる。フォーマットのトレンドの把握が可能。
はじめに 第1章 電子文書とフォーマット 第2章 編集用文書 第3章 交換用文書 第4章 変換仕様 第5章 配信用文書/出版用文書 第6章 電子書籍と関係の深いフォーマット 第7章 文書フォーマットの選び方 第8章 電子ブックリーダーの対応文書フォーマット一覧 索引 |