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電子書籍ビジネス調査報告書2016

本書の概要

本調査報告書は、電子書籍市場について、市場規模分析や各関連プレイヤーの動向、国内及びアメリカの電子書籍分野で理解すべき最新動向、ユーザーの電子書籍の利用動向など多角的に分析しています。また、今年度のユーザー調査では、従来のPC でのインターネットユーザへの調査およびスマートフォンユーザーに特化した調査のふたつを実施しています。この一冊で電子書籍ビジネスを網羅的に理解できる調査報告書です。

本書のポイント

  • 電子書籍市場規模と今後の見通しについて解説
  • 初!無料マンガアプリの広告市場について市場規模を発表
  • 有料電子書籍に関する調査と無料マンガアプリの利用に関する調査実施
  • ユーザーの電子書籍利用実態調査結果のExcelデータを収録
  • 26の国内電子書籍関連プレイヤーへ取材調査を実施し、市場を分析
  • 電子書籍黎明期の2003年から毎年発行、14年目の実績

発売中

執筆者
インプレス総合研究所【著・編】
落合早苗【執筆協力】
発行所
株式会社インプレス
判型
A4判
ページ数
384P
発行日
2016/07/28
価格
CD(PDF)版+冊子:本体価格78,000円+税
CD(PDF)版 :本体価格68,000円+税
ダウンロード版:本体価格68,000円+税
カテゴリー
電子書籍
デジタルコンテンツ
商品コード
16672

本書の内容

2015年度の電子書籍市場規模は1,584億円と推計され、2014年度の1,266億円から318億円(25.1%)増加しています。電子雑誌市場規模は242億円(対前年比66.9%増)と推計され、電子書籍と電子雑誌を合わせた電子出版市場は1,826億円となり、市場は順調に拡大しています。また、本年度は無料マンガアプリの市場が盛り上がりを見せていることから、急成長しているマンガアプリ関連の広告市場に関する市場規模を算出しています。

電子書籍市場は引き続き電子コミックが好調で市場を牽引しており、電子雑誌を中心とした月額定額制の読み放題サービスの利用者も順調に成長しております。今後Amazon Unlimitedなどのサービス開始によりさらに成長してくことが見込まれます。また、複数の無料マンガアプリが1000万ダウンロードを超えるなど、新たなビジネスモデルも急速に成長し始めています。

本調査報告書は、電子書籍市場について、市場規模分析や各関連プレイヤーの動向、国内及びアメリカの電子書籍分野で理解すべき最新動向、ユーザーの電子書籍の利用動向など多角的に分析しています。また、今年度のユーザー調査では、従来のPC でのインターネットユーザへの調査およびスマートフォンユーザーに特化した調査のふたつを実施しています。この一冊で電子書籍ビジネスを網羅的に理解できる調査報告書です。

第1章 電子書籍の定義と市場規模

電子書籍の定義と多岐にわたる形態を整理。また、電子書籍の収益モデル、流通経路、価格構造を解説しています。また、電子書籍の市場規模の推移と今後の予測について、より詳細な解説を加えています。

第2章 国内の電子書籍ビジネスの最新動向

国内の電子書籍の最新動向を掲載しています。電子書籍市場を深く理解する上で必要な最新トピックスなど分析を交えながら紹介しています。また、今後の動向について展望しています。

第3章 米国の電子書籍ビジネスの最新動向

米国の電子書籍の最新動向を掲載しています。電子書籍市場を深く理解する上で必要な最新トピックスなど分析を交えながら紹介しています。

第4章 電子書籍販売ストア/サービスの最新動向

23の国内および海外の電子書籍ストア/サービスについて個票形式で最新動向を掲載。掲載項目は、「特徴・コンセプト」「最新トピックス」「戦略・目標」「各種戦略や施策」「タイトル数」「売上動向」「料金モデル・サービス・プラン」「ユーザープロフィール」「課題」など20項目以上にわたり掲載しています。

第5章 ユーザーの電子書籍利用実態

3つのテーマの調査を、パソコン上及びスマートフォン上のそれぞれのウェブアンケートで行い、その結果を掲載しています。

利用率調査では、有料電子書籍の利用率やスマートデバイスの所有率等を掲載しています。
有料電子書籍利用実態調査では、有料電子書籍利用者の利用実態を詳細に調査。利用端末や購入先の電子書籍ストア、ジャンル、利用金額、購入冊数、不満点、満足度、最も利用しているストアに対する評価(5項目)等、昨年の調査結果からの変化も交えて分析しています。また、非利用者の利用意向も掲載しています。

無料マンガアプリ/サービス利用実態調査では、無料マンガアプリ等の利用者を対象に利用実態を調査。利用しているアプリ/サービス名や利用頻度、課金の有無などの調査結果を掲載しています。

第6章 2015-2016年電子書籍ニュース一覧

2015年-2016年の電子書籍関連ニュース(hon.jpにて掲載された1年間のニュース)を、国内・海外、分野別に整理して掲載しています。

特別付録 

5章に掲載したユーザーの電子書籍利用実態調査のクロス集計結果をExcel形式で収録しています。

目次

第1章 電子書籍の定義と市場規模

1.1    電子書籍ビジネスの定義
1.2    電子書籍ビジネスの構造
1.2.1    電子書籍の収益モデル
1.2.2    電子書籍の価格構造
1.2.3    電子書籍の流通経路
1.3    電子書籍ビジネスの沿革
1.4    電子書籍市場規模の推移
1.4.1    市場規模の推移
1.4.2    今後の予測
1.4.3    ジャンル別市場規模の内訳
1.5    電子雑誌市場規模の推移
1.6    無料マンガアプリ広告市場
1.7    紙の出版市場規模との比較
 

第2章 国内の電子書籍ビジネスの最新動向

2.1    電子書籍市場のこの1年間の主な出来事
2.2    電子書籍のビジネスモデル
2.2.1    有料モデル
2.2.2    無料モデル
2.3    セルフパブリッシングと編集手法の変化
2.3.1    セルフパブリッシングの動向
2.3.2    投稿系サイト/アプリの動向
2.3.3    編集手法の変化
2.4    電子雑誌の動向
2.5    ストアの動向
2.5.1    ストア概況
2.5.2    ストアのマーケティング施策
2.5.3    ストアの販促施策 ―無料・ポイント還元・定額―
2.5.4    事業提携
2.5.5    海外展開
2.5.6    定額制読み放題への取り組み
2.5.7    マンガアプリと広告
2.6    取次事業者の動向
2.7    電子書籍のタイトル数
2.8    紙書籍のベストセラー作品からみる電子化状況
2.9    リアル書店・紙書籍との連携
2.1    電子図書館サービス提供に向けての動き
2.11    電子書籍向け端末の動向
2.12    国内市場における今後の展望
 

第3章 米国の電子書籍ビジネスの最新動向

3.1    電子書籍市場の動向
3.1.1    市場規模
3.1.2    セルフパブリッシング市場
3.2    電子書籍流通プラットホームの動向
3.2.1    アマゾン
3.2.2    アップル社
3.2.3    バーンズ・アンド・ノーブル社
3.2.4    楽天コボ社
3.2.5    電子雑誌
3.2.6    電子図書館
3.2.7    サブスクリプション型サービス
3.2.8    プリントオンデマンド(POD)
3.3    出版社の課題
3.3.1    ダイレクト・ツー・コンシューマー
3.3.2    小売価格戦略
3.3.3    印税(報酬)問題
3.4    標準化動向
3.4.1    求められる新機能
3.4.2    次期EPUBをめぐる問題
3.4.3    IDPFとW3Cの統合
3.5    まとめ

第4章 電子書籍ストア/サービスの動向

4.1 BookLive!
4.2 honto
4.3 Reader Store
4.4 楽天Kobo電子書籍ストア
4.5 楽天マンガ
4.6 BOOK☆WALKER
4.7 Yahoo!ブックストア
4.8 eBookJapan
4.9 dブック
4.10     dマガジン
4.11     ブックパス
4.12     電子書店パピレス
4.13  Renta!
4.14     めちゃコミック
4.15     コミックシーモア
4.16     Handyコミック
4.17     LINEマンガ
4.18     comico
4.19     少年ジャンプ+(プラス)
4.20     マンガボックス
4.21     Kindleストア
4.22     iBooks Store
4.23     Google Play ブックス
 

第5章 ユーザーの電子書籍利用実態

5.1    調査概要
5.1.1    調査概要
5.2    留意事項
5.2.1    集計方法について
5.2.2    誤差について
5.3    回答者のプロフィール
5.3.1    利用率調査
5.3.2    有料電子書籍利用実態調査
5.3.3    無料マンガアプリ/サービス利用実態調査
5.4    利用状況
5.4.1    端末所有状況
5.4.2    電子書籍の利用率
5.4.3    今後の利用意向
5.5    利用者のプロフィール
5.6    有料の電子書籍利用実態
5.6.1    利用機器
5.6.2    購入している電子書籍のジャンル
5.6.3    利用場所
5.6.4    購入先
5.6.5    購入先の選択基準
5.6.6    半年以内に購入した電子書籍ストア数
5.6.7    電子書籍ストアの使い分け方
5.6.8    電子書籍ストアへのアクセス頻度
5.6.9    電子書籍ストアへアクセスするきっかけ
5.6.10    1か月の平均利用金額
5.6.11    1か月の平均購入冊数
5.6.12    大人買いの経験
5.6.13    購入形態
5.6.14    電子書籍購入時の支払い方法
5.6.15    マルチデバイスでの利用
5.6.16    キャンペーンの利用経験
5.6.17    利用したことのあるキャンペーン
5.6.18    満足度
5.6.19    不満点
5.6.20    最もよく利用しているストアに対する評価
5.6.21    電子書籍を購読したい端末
5.6.22    月額課金の読み放題制の利用意向
5.6.23    電子雑誌の定期購読の利用意向
5.6.24    POD(プリント・オン・デマンド)の認知度と購入経験
5.7    無料マンガアプリ/サービスの利用実態
5.7.1    無料マンガアプリやサービスの利用率
5.7.2    利用している無料マンガアプリやサービス名
5.7.3    利用している無料マンガアプリやサービス数
5.7.4    無料マンガアプリやサービスの利用頻度
5.7.5    無料マンガアプリやサービスの1回あたりの利用時間
5.7.6    無料マンガアプリやサービスの利用のきっかけ
5.7.7    無料マンガアプリやサービスでの1か月の課金金額
5.7.8    無料マンガアプリやサービスで読んだマンガの単行本購入経験
5.7.9    無料マンガアプリやサービスで経験のある行動
 

第6章 2015-2016電子書籍ニュース一覧

6.1    国内ニュース
6.1.1    業界動向/企業戦略
6.1.2    イベント/出来事/事件/訴訟
6.1.3    新製品/新サービス
6.1.4    新刊情報
6.1.5    キャンペーン/セール情報
6.2    海外ニュース
6.2.1    業界動向/企業戦略
6.2.2    イベント/出来事/事件/訴訟
6.2.3    新製品/新サービス
6.2.4    新刊情報
6.2.5    キャンペーン/セール情報
6.2.6    その他
 

調査概要

■電子書籍の利用率調査

  • 調査対象 :①NTTコム リサーチの保有する消費者モニター ②コロプラ スマートアンサーの保有するモニター
  • 有効回答数 :①44,364サンプル、②11,037サンプル
  • サンプリング :性年齢階層別インターネット利用人口構成比に可能な限り整合するように抽出
  • 調査手法 :①パソコン上でのウェブアンケート、②スマートフォン上でのウェブアンケート
  • 調査期間 :①2016年6月3日(金)~6月13日(月)、②2016年6月14日(火)~6月16日(木)


■有料電子書籍利用実態調査

  • 調査対象 :パソコン上及びスマートフォン上のそれぞれの利用率調査で有料の電子書籍を利用していると回答した人
  • 有効回答数 :①1,120サンプル、②405サンプル
  • 調査手法 :①パソコン上でのウェブアンケート、②スマートフォン上でのウェブアンケート
  • 調査期間 :①2016年6月13日(月)~6月19日(日)、②2016年6月17日(金)~6月18日(土)


■無料マンガアプリ/サービス利用実態調査

  • 調査対象 :パソコン上及びスマートフォン上のそれぞれの利用率調査で無料マンガアプリ/サービスを利用していると回答した人
  • 有効回答数 :①4,026サンプル、②397サンプル
  • 調査手法 :①パソコン上でのウェブアンケート、②スマートフォン上でのウェブアンケート
  • 調査期間 :①2016年6月3日(金)~6月13日(月)②2016年6月17日(金)~6月18日(土)