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動画配信ビジネス調査報告書2014

本書の概要

活発化する動画配信ビジネスに関して、その最新概況や業界構造、ビジネス構造や収益モデルなどについて徹底分析するほか、米国をはじめとする海外の代表的な動き、また、国内・海外の注目すべき事業者の概要と戦略をそれぞれ解説し、今後の動画配信ビジネスを展望します。また、動画配信の利用状況も詳細に調査を実施し、この1年間の変化や「料金体系別」「性年代別」「視聴環境別」などのクロス軸による集計を行い分析しています。

発売中

執筆者
甲斐祐樹【著】 インプレス総合研究所【編】
発行所
株式会社インプレスビジネスメディア
判型
A4判
ページ数
286P
発行日
2014/05/15
価格
CD(PDF)版+冊子:本体価格78,000円+税
CD(PDF)版 :本体価格68,000円+税
ダウンロード版:本体価格68,000円+税
カテゴリー
動画配信
デジタルコンテンツ
商品コード
16588

本書の内容

通信環境やデバイスの進化により日本国内でも有料の動画配信(VOD:Video on Demand)サービスに注目が集まっています。

近年、国内外の事業者により様々な動画配信サービスが開始され、パソコンやスマートデバイス、テレビ、ゲーム機など視聴環境も広がりました。また、作品ごとに課金する都度課金(TVOD:Transactional Video On Demand)のサービスに加え、定額料金で見放題となるSVOD(Subscription Video on Demand)も普及し、好きな時間に好きな番組を視聴するといったスタイルが浸透しつつあります。さらには、社会現象となったテレビ番組がVODの利用を促進したり、あるいはVODの視聴からテレビ番組や関連作品の視聴につながるといった動きも見られるようになっています。

そこで、活発化する動画配信ビジネスに関して、その最新概況や業界構造、ビジネス構造や収益モデルなどについて徹底分析するほか、米国をはじめとする海外の代表的な動き、また、国内・海外の注目すべき事業者の概要と戦略をそれぞれ解説し、今後の動画配信ビジネスを展望します。また、動画配信の利用状況も詳細に調査を実施し、この1年間の変化や「料金体系別」「性年代別」「視聴環境別」などのクロス軸による集計を行い分析しています。

ユーザー調査は単純集計だけではなく、「料金体系別」「性年代別」「視聴環境別」などのクロス軸に基づくExcelの数表とグラフもCD-ROMに収録し、社内のプレゼンなどにすぐに活用可能です。

目次

第1章 国内の動画配信ビジネスの最新動向と業界構造

1.1 映像コンテンツ市場の概況と動画配信ビジネスの伸長

 1.1.1 映像コンテンツ市場の概況

 1.1.2 動画配信ビジネスの市場規模

1.2 動画配信ビジネスの定義

 1.2.1 動画配信とは

 1.2.2 動画共有と動画配信の違い

 1.2.3 放送と動画配信の違い

 1.2.4 スマートTVの定義

1.3 ネット系配信事業者の動画配信ビジネスの歴史

 1.3.1 ADSLの普及からスタートした動画配信ビジネス

 1.3.2 セットトップボックスの普及

 1.3.3 テレビ局や新規事業者の参入が相次いだ2005年

 1.3.4 FTTHとソーシャルの普及

 1.3.5 PCからテレビへ

 1.3.6 Flashの登場で環境が変化

 1.3.7 ゲーム機への配信

 1.3.8 スマートフォンの登場

 1.3.9 定額制動画配信(SVOD)の登場

1.4 テレビ放送事業者の動画配信ビジネスの歴史

 1.4.1 初期はハードルが高かった番組配信

 1.4.2 民放キー局の参入が相次いだ2005~2006年

 1.4.3 NHKの参入で各社が事業強化した2008~2009年

 1.4.4 各局が独自の道を模索し始めた2013年以降

1.5 動画配信ビジネスの最新概況

 1.5.1 都度課金から定額制(SVOD)へ

 1.5.2 テレビを取り巻く動画配信サービスの現況

 1.5.3 スマートフォン、タブレットで伸長する動画視聴

 1.5.4 配信フォーマットの汎用化

 1.5.5 成長の鍵はソーシャル性

 1.5.6 人気コンテンツの傾向

1.6 動画配信ビジネスの構造

 1.6.1 国内の動画配信サービス事業者の俯瞰図

 1.6.2 収益モデル

 1.6.3 コンテンツの調達

 1.6.4 プレーヤー別解説

1.7 将来展望とまとめ

 1.7.1 視聴デバイスの変化

 1.7.2 SVODが動画配信サービスの主流に

 1.7.3 広告型動画配信の登場

 1.7.4 期待されるオリジナルコンテンツ

 1.7.5 ソーシャルメディアの影響

 1.7.6 周辺ビジネスとの連動

第2章 海外の動画配信サービスの概況

2.1 日本市場と海外市場の差異

 2.1.1 日本特有の「タイムCM」

 2.1.2 日本ではCS放送やケーブルテレビのシェアが低い

 2.1.3 番組の制作スタイルの差異

2.2 米国の動画配信ビジネスの現状

 2.2.1 成長する動画配信ビジネス

 2.2.2 有料・定額制サービスのシェアはNetflixが高い

 2.2.3 メタデータによる番組検索

 2.2.4 ゲーム機を使った視聴も一般的

 2.2.5 セカンドスクリーンに注目

 2.2.6 ユーザーの利用状況

2.3 中国の動画サービスの概況

 2.3.1 動画共有サービスがメイン

 2.3.2 市場動向

 2.3.3 違法アップロード対策

第3章 サービスの概要と特徴

3.1 放送局系

 3.1.1 NHKオンデマンド

 3.1.2 日テレオンデマンド

 3.1.3 TBSオンデマンド

 3.1.4 フジテレビオンデマンド

 3.1.5 テレ朝動画

 3.1.6 テレビ東京オンデマンド

 3.1.7 テレビ東京ビジネスオンデマンド

 3.1.8 あにてれしあたー

 3.1.9 もっとTV

 3.1.10 テレビドガッチ

 3.1.11 WOWOWメンバーズオンデマンド

3.2 携帯電話キャリア系

 3.2.1 dビデオ powered by BeeTV

 3.2.2 dアニメストア

 3.2.3 ビデオパス

 3.2.4 UULA

3.3 専業事業者

 3.3.1 Hulu

3.4 メーカー系

 3.4.1 アクトビラ

3.5 IT企業系

 3.5.1 GyaO!ストア

 3.5.2 楽天SHOWTIME

 3.5.3 U-NEXT

3.6 レンタルビデオ系

 3.6.1 TSUTAYA TV

 3.6.2 DMM.com

3.7 多チャンネル放送系

 3.7.1 J:COMオンデマンド

 3.7.2 スカパー!オンデマンド

 3.7.3 ひかりTV(ビデオサービス)

 3.7.4 auひかり(テレビサービス)

3.8 プラットフォーム系

 3.8.1 iTunes Store

 3.8.2 Google Play 映画&テレビ

 3.8.3 Amazonインスタント・ビデオ

3.9 ゲーム系

 3.9.1 PlayStation Store Videoストア

 3.9.2 Xbox Video

3.10 コンテンツ事業者系

 3.10.1 バンダイチャンネル

 3.10.2 YNN

 3.10.3 東映アニメオンデマンド

 3.10.4 東映特撮BB

3.11 動画共有・ライブ配信系

 3.11.1 ニコニコ動画

 3.11.2 YouTube

 3.11.3 Ustream

3.12 その他

 3.12.1 NOTTV

3.13 海外のサービス

 3.13.1 Netflix

 3.13.2 BBC iPlayer

 3.13.3 Dailymotion

 3.13.4 VEVO

第4章 ユーザー調査のサマリーと調査概要

4.1 調査結果のハイライト

 4.1.1 利用率と非利用者の意向調査(5章に掲載)

 4.1.2 利用者の利用状況調査(6章に掲載)

4.2 調査概要とプロフィール

 4.2.1 利用率と非利用者の意向調査(5章に掲載)

 4.2.2 利用者の利用状況調査(6章に掲載)

 4.2.3 回答者のプロフィール

4.3 留意事項

 4.3.1 誤差について

第5章 利用率と非利用者の意向

5.1 認知度と利用率

 5.1.1 動画配信サービスの認知度・知っているサービス名

 5.1.2 動画配信サービスの利用率

5.2 非利用者の意向

 5.2.1 動画配信サービスの利用を止めた理由

 5.2.2 非利用者の有料動画配信サービス利用意向

 5.2.3 視聴したいジャンル

 5.2.4 視聴したい動画の種類

 5.2.5 有料の動画配信サービスを利用したくない理由

 5.2.6 有料動画配信サービスを利用するようになるための条件

 5.2.7 無料で視聴している動画の種類

 5.2.8 無料で動画を視聴しているサービス

 

第6章 有料動画配信サービス利用者の利用状況

6.1 利用概況

 6.1.1 有料動画配信サービスの視聴環境

 6.1.2 利用している有料の動画配信サービス

 6.1.3 最も利用している有料動画配信サービス

 6.1.4 有料動画配信サービスでよく視聴するジャンル

 6.1.5 有料動画配信サービスを利用する場所

 6.1.6 有料動画配信サービスの視聴頻度

 6.1.7 有料動画配信サービスの平均視聴時間

 6.1.8 有料動画配信サービスの平均視聴話数(コンテンツ数)

 6.1.9 有料動画配信サービスの1回あたりの平均視聴時間

 6.1.10 有料動画配信サービスの利用時間帯

 6.1.11 有料動画配信サービスの平均利用金額(料金形態別)

 6.1.12 有料動画配信サービスの平均利用金額(合計)

6.2 評価と不満点

 6.2.1 有料動画配信サービスに対する満足度

 6.2.2 有料動画配信サービスを利用し始めたきっかけや理由

 6.2.3 有料動画配信サービスへの不満点

6.3 動画配信サービスによるライフスタイルへの影響

 6.3.1 3か月前と比較した有料動画配信サービスの利用機会の変化

 6.3.2 有料動画配信サービスで望ましいと思う1話あたりの時間

 6.3.3 有料動画配信サービスの利用のために減らした時間

 6.3.4 有料動画配信サービスの利用によるメディア購入や視聴の変化

 6.3.5 有料動画視聴後の関連ビジネスの視聴や購入経験

 6.3.6 広告モデルへの意向

 

調査概要

(1)利用率と非利用者の意向調査

■調査目的

利用者が拡大する有料の動画配信サービスについて、現在のインターネットユーザーの利用率を把握するとともに、ほとんどを占める非利用者に対して今後の利用意向を調査することを目的としている。

■調査対象及び調査方法

インターネット利用者を対象にパソコン上でのインターネット調査を実施

■対象地域

全国

■有効回答数

1,098回答

■サンプリング

性年齢階層別インターネット利用人口構成比に可能な限り整合するように抽出。

■調査期間

2014年4月4日~8日

(2)利用者の利用状況調査

■調査目的

有料動画配信サービスの利用者を対象に、利用者の詳細な利用実態を把握することを目的としている。

■調査対象及び調査方法

有料動画配信サービス利用者を対象にパソコン上でのインターネット調査を実施

■対象地域

全国

■有効回答数

本調査  :840回答

■サンプリング

株式会社ジャストシステムが運営するインターネットリサーチサービスのFastaskの保有するアンケートパネルへメール配信、アンケートサイトへの誘導。プレ調査は、性年齢階層別インターネット利用人口構成比に可能な限り整合するように抽出。プレ調査にて、3か月以内に有料動画配信サービスを利用していると回答したユーザーを対象に本調査を実施。

■調査期間

2014年4月11日~17日